インテリジャパン社(本社:名古屋市中区 代表:江端 陽二)が、オープンソースのCADソフトウェア「IntelliCAD」を日本での普及を促進することを目的に、2001年8月24日に設立される。
IntelliCADは、米国の非営利団体「ITC:IntelliCAD Technology Consortium」の所有するオープンソースのソフトウェアで、1999年にVisio社(現マイクロソフト社)から提供されたもの。
インテリジャパン設立の目的
従来、日本でも数社がITCと契約しIntelliCAD の販売を各社独自に行っていましたが、アプリケーション開発会社というポジションであり、IntelliCADを本格的に普及させるにはいろいろな問題がありました。とりわけ、デベロッパーや自社専用アプリケーションを開発しようとするパワーユーザーをサポートすることは困難な状況でした。これらの課題を解決するため、数社の日本のIntelliCAD開発会社が協力しインテリジャパンを設立。中立的な組織としてIntelliCADの普及、発展に努めます。
その主な業務は…
- IntelliCADの配布(販売)
- 日本語マニュアルの作成
- 関連技術情報などの提供(Q&Aなど)
- 企業向けサポートサービス業者の紹介
IntelliCAD上でアプリケーション開発を行うアドオン・アプリケーションベンダー及び自社専用CADを構築する企業ユーザーのサポートなどサードパーティーのアドオン・アプリケーションの紹介 - スクールやトレーニングセンターの紹介
IntelliCADのターゲット
大きくわけて2つのセグメントに分かれます。
- 開発用プラットホームとして利用するアプリケーション開発者
- 汎用のCADとして利用する利用者
前者の場合、IntelliCADの一部を利用してアプリケーション(CADではない)を開発するケースも考えられます。(例えば、ブラウザ,図形を扱う販促用ツールなど)
IntelliCADの特徴および市場ニーズ
AutoCAD R14上で開発されたアプリケーションが市場でまだ多く利用されていますが、R14の販売及びサポート停止の影響をうけ、それらの利用者が最新のAutoCADへの移植をするかどうか対応に迫られています。IntelliCADは、こういったユーザーにとっても福音となります。R14ベースのアプリケーションの多くは、それほど大きな変更をすることなくそのままIntelliCADへ移植する事ができます。ユーザーはIntelliCADで従来のアプリを引き続き利用することができます。
汎用CADのAutoCADはアプリケーション開発用プラットフォームとして幅広く利用されてきましたが、AutoCADの価格が高いため、昨今の設備投資予算の厳しい中、導入するにも大きな負担となっています。そのため、LT版を利用している企業も多くありますが、LT上での開発には大きな制限があります。IntelliCADはAutoCADのレギュラー版と同様な開発環境を提供し、LT版よりも安いコストで導入することが可能です。また、オープンソースゆえにAutoCAD以上に開発プラットフォームに向いています。
また、IntelliCADの歴史は、OpenDWGと深くかかわっており、IntelliCADの標準図面フォーマットは、AutoCADと同じDWGです。AutoCADよりも幅広いバージョンのDWGファイルの読書きが可能なため、AutoCADで作成した図面資産を無駄にすることはありません。また、操作方法もAutoCADに非常に似ており、オペレーターが操作の習得に費やした労力も無駄にしません。 日本市場特有の建設CALS/SXFフォーマット対応や、JW_CADユーザー向けのソリューションも提供しています。
