IntelliCAD World Meeting2008 10/29-31 アテネにて

IntelliCAD World Meeting 2008が、ギリシャ アテネの南西20Kmのリゾートホテルで10月29日から3日間開催されました。
今回のメインテーマは「IntelliCAD7」です。
ITCでは、2009年 6月のリリースを予定しています (日本語版は、ITCがリリースした後、1,2ヶ月後になると思われます)。2008年内に未実装部分の作業が全て終了する予定で、残り6ヶ月で安定化と性能改善(Stablity & Perfomance)に費やす予定との発表がありました。
描画速度の改善
2つ(HOOPS, Redway3D)のソリューションが検討されています。 以前は、HOOPSのみでしたが、Redway3D(http://www.redway3d.com/)という新しい高速化のためのモジュールが新たに浮上してきました。
ともに、3Dモデルを描画する際の高速化技術ですが、Redway3Dのデモンストレーションにて、地図(2次元)データの描画性能を見せて頂き、AutoCAD並みのスクロール&ズームに驚愕!既に7への実装も行なっており、とても楽しみにしてます。
DWGdirectの高速化
DWGdirectに起因する性能問題として、以下の点をODAへ提案しています。
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データベースアクセス(読書き速度)
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スペーシャルインデックス
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ビューポートクリッピング
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ベクタライス
※スペーシャルインデックスは、データ量が多くなった場合に極端に遅くなることに対する対策… ITCは、現行バージョンのIntelliCADは、データ量が 20MBくらいを超えると遅くなると認識していました。
まだ少し時間はかかりますが… DWGdirectの改善によるデータベースアクセスの高速化と、Redway3D採用による描画性能の改善によって、いずれAutoCAD相当の性能を手に入れられるかもしれない… ということが、より現実的になってきました。
VSTA採用
Microsoftが、アプリケーション組込用VBAを、VSTA (.NETが使用でき、言語も VBAに加え, C#を使う事ができます)に移行したことへの対応(既に、VBAの組み込み契約は、Microsoftと新規に契約することができませんので、新たにITCメンバーとなった会社がVBAを組み込んだIntelliCADを配布することができないという問題が発生しておりました)。
IntelliCAD VSTAサンプルプログラムのデモを見せて頂きましたが、.NETコンポーネントを使う事によって、最近のアプリケーションに見られる矩形でないウインドウを作成できたり、ビジュアルを意識したアドオンアプリケーションを開発できるようになります。この新たなアプリケーション開発環境のサポートは、新たな利用者の興味を引くかもしれません。
ADT/C3D イネーブラー
DWGdirectより提供されるADT/C3Dイネーブラーを使って、ADT,Civil3D固有の図形を描画することができるようになります。残念ながら、現時点では、MDTオブジェクトの予定はありません。
Wix
ITCは、InstallShieldは、バージョンアップコストが大変… という理由から、インストーラーの作成に、Wix(http://ja.wikipedia.org/wiki/WiX)を採用するそうです。当社としても、こちらに移行するつもりです。
QA dashboard
ITCが構築したテストシステム
最新ソース>ビルド>インストーラー作成>テスト>結果出力>サイトへアップロードまでを自動的に行ないます。(開発責任者の夢=ボタン押すだけ)。ITCでは、このテストシステム(QA dashboard)の構築とメンテナンスに開発者の1/4を割り当てており、かなり完成度が高まってきました。
ボードメンバーの改選
今回は、ボードメンバーの選挙があり、定員11名のところ13名が立候補しました。 選挙の結果、当社の代表:江端は、2番目の得票数で当選(再選)しました。
World Meeting の内容は、以下のサイトに詳しく記載されています。
http://www.intellicad.net/profiles/blogs/2285825:BlogPost:1121